沿革

すなわち、教育とは、
他人の知識の注入ではなく
その人の個性の発展である。

1932年
創立者 藤村トヨ

創立者 藤村トヨ

1932 年から、創立 100 年へ。教育の語彙も、社会も、子どもの姿も変わりましたが、創立者のこの一文だけは意味を変えていません。むしろ、知識の注入を AI が担うこれからの時代に、創立者のこの言葉は、いっそう核心へと迫ってきます。私たちは、その思想を、いまの言葉で受け継ぎます。

校是

「己を識り、世に応う」
(おのれをしり、よにこたう)

教育理念

一人ひとりの内にある水脈を信じ、
自ら問い、学び、選び、
他者とともによりよい世界をつくる人を育む。


この学校で育てたいのは、与えられた正解を速く出す人ではありません。
自分の中にある好き、違和感、問いに気づき、それを自分の言葉にし、他者とともに世界へ返していける人です。

自分を知るだけでは、まだ足りない。
社会に合わせるだけでも、足りない。
己を深く識り、その己をもって世に応う。

それは、どんな時代にあっても、人生を豊かに生きるための力である。


藤村トヨが「個性の発展」と呼んだものを、
私たちは「己を識り、世に応う」と書きます。

時代を超えて、ジェンダーを超えて、
創立者の思想は変わっていません。

井之頭学園 略年譜

1932年
財団法人井之頭学園 女学部 設置
      
藤村トヨ 井之頭学園 初代理事長兼校長 就任
1933年
学校法人井之頭学園 創立
      
井之頭学園高等女学校 設置
1948年
学制改革により藤村女子高等学校(中学校併設)に改編
1952年
藤村トヨ校長、教育功労者として藍綬褒章を受ける
2022年
創立90周年 記念式典を開催
2027年
吉祥寺湧水中学校・高等学校へ校名変更・共学化(変更予定)

校名の由来

「湧水(ゆうすい)」とは、地中にしみ込んだ雨や雪解け水が、地表に自然に湧き出てくる最もピュアな水のことです。そもそも、本校の学園名でもある井之頭とは、「水源となる清らかな水が湧く井戸のあたま」という意味を持つ地名であり、この地に、江戸時代、世界最大の大都市「江戸」の暮らしを支えた神田川の水源(井の頭池)があることに因んでいます。また、「湧く」という言葉は、「アイデアが湧く」「勇気が湧く」など、人の心の根幹である「想い」や「力」が自然に出る状態を指す言葉です。ちなみに、ワクワクも「湧く」から生じた言葉です。
こうした観点から、新校名は、すべての生徒、そして本校に関わる全ての人々が、この地から、自ら湧き出づる力を備えてワクワクと羽ばたいて活躍する姿を、未来に向けてあまねく表すものです。

継承と多様性の色

吉祥寺湧水中学校・高等学校のブランドカラーは、「紫」と「水色」という二つの精神から生まれました。紫は前身・藤村女子中学・高等学校の歴史と誇りを象徴する色。水色は新校名「湧水」を体現する、透明でしなやかな精神を表す色です。継承(紫)と多様性(水色)という二つの価値を重ね合わせ、その調和から導き出された統合的な色がYUSUIロイヤルブルー。知性と品位を備え、共学化を迎える本校の新たな象徴となるブランドカラーです。